東洋合成工業 高浜油槽所は、
2021年12月9日で50周年を迎えました。
これからも次なるステージに向けて
新たな気持ちで進み続けてまいります。

MESSAGEご挨拶
創立50周年のご挨拶
日本が1970年代の高度経済成長を遂げ、二度のオイルショックを経て、当社が新たな事業モデルを求めるなかで、高浜油槽所は、昭和43年(1968年)に用地取得、昭和46年(1971年)の開設に至りました。
その後、化学産業は大いに発展し、石油化学の拡大、グローバル化、中国の発展、機能性化学品へのシフトなど、日本の産業の進化に合わせ、サプライチェーンは大きく変化して参りました。その変化の度に、“想像できることは実現できる”、“真にお客様のお役に立つ”との強い信念のもと、ご要望に真摯に向き合い、安全確実な保管や配送を実現すべく、常にお客様と共に新サービス・新技術を開発して参りました。
その御蔭をもちまして、様々な充填や荷姿変更、ブレンド、立体ドラム自動倉庫、安定配送、長期保管、温度管理、ファインケミカルで磨いた技術力を生かした、精製、品質管理、品質保証、保全技術、安全技術、事業継続計画、電子化など、数多のサービスが実現でき、50周年を迎えることが出来たと、社員一同、心より感謝申し上げます。
昨今は、『更に利便性の高い、安心な保管と配送』の実現を目指し、現状把握からDXにも取り組んでおります。
今後とも、『顧客満足度向上』と『安全』を二本柱に、社員・協力社員一同力を合わせ、時代の変化に対応するロジスティックサービスの創造に精進を重ねる所存でございますので、どうか皆様の引き続きのご愛顧、ご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 木村 有仁

上席執行役員 ロジスティック事業部長 吉田 勇
このたび高浜油槽所は50周年を迎えました。これもひとえに皆様からのご支援とご愛顧の賜物であり心から感謝を申し上げます。私と高浜油槽所との出会いは1996年に遡ります。当時は荷主企業に入社した新入社員でした。まずは物流の現場を学ぶという目的で高浜油槽所を訪れました。それまで見たことのない大きなタンクが何十本もそびえ立って、迫力がありながらもきれいな油槽所だという印象を持ちました。初めて社外の人と名刺を交換したのもその時です。私が社会人としてデビューした場所も高浜油槽所でした。
その後、縁があって当社に転職し、ロジスティックの営業を担当しました。お客様から求められていることの多さと複雑さに翻弄されながらも、高浜油槽所を活用してお客様のビジネスに貢献し、感謝されることに喜びを感じました。部署異動を経て2年前にロジスティック事業部の責任者として、再び高浜油槽所の運営に携わるようになり、幸運にもこの大きな節目のタイミングを迎えることができました。今後もお客様と一緒に、その先のお客様のニーズに応えていく、その姿勢に変わりはありません。近年は経験したことがないスピードでビジネスの環境が変化しています。そのなかで溶剤市場を物流面から支える油槽所として、諸先輩方が築き上げた50年の伝統を礎に、次の50年に向けて事業部員とともに新たな気持ちで歩みを進めていきます。
上席執行役員 ロジスティック事業部長 吉田 勇

高浜油槽所 所長 鈴木 城治
50周年!まずは礎を築いた先輩たちに感謝です。それからほんの少し昔の事を書きます。
私と当社との縁は”地元で頑張っている企業”を就職の選択肢の一つにしていたからです。当時は分厚い就職情報誌が沢山送られてきて、当社はそのなかの一社でした。ひと際木村会長(当時社長)の言葉に惹かれたのを今でも覚えています。『成功率50%を超える事業には手を出さない。誰かがトライしている確率も高く、既に出遅れている。20%以下の事業を必死で実現させる。独占も狙えるよ。』とキラキラした目で語っていました。勿論失敗も多かったと思いますが、常に新しい事にチャレンジし続け、前を向いていました。
3.11東日本大震災の時も我々は下ばかり向いていたのですが、会長は先の事を考えていました。高浜油槽所には会長のアイデンティティや工夫された思想が至るところにあります。
これらの事を少しでも多く後輩たちに伝承していくのが私の責務だと感じています。まだ続く未来へ!
高浜油槽所 所長 鈴木 城治
HISTORY高浜油槽所のあゆみ
創業者である故木村名誉会長が、当社60周年の記念に書かれた高浜油槽所誕生の物語が直筆で残されていました。
高浜油槽所の建設に至った経緯、秘話、人知れない苦労など、当時のことを振り返りながら、熱く語られています。
高浜油槽所50年の節目に立ち、木村会長の情熱と思いを受け取るとともに、高浜油槽所建設からこれまでの成長を支えてこられた皆さんの意思を受け継ぎ、次の50年に向けて歩み続けます。
今回、一部編集を加え、掲載しています。
1971
1971年12月
第1期工事完了
400KLタンク×6基、650KLタンク×5基 高浜油槽所を開設、液体化成品タンク保管業務開始
(千葉県市川市)
1972年3月
第2期工事完了
400KLタンク×6基
1973年3月
第3期工事完了
950KLタンク×4基、650KLタンク×7基 高浜油槽所を開設、液体化成品タンク保管業務開始
(千葉県市川市)
1974年6月
第4期工事完了
400KLタンク×5基
1975年4月
第5期工事完了
1000KLタンク×16基、2000KLタンク×3基
1975年5月
鋼矢板岸壁
(現C岸壁)完成1700DWT
1975年7月
ドルフィン桟橋
(現A桟橋)完成4500DWT
1980
1983年8月
第6期工事完了
( 液体化成品貯蔵能力合計 47500KL)
1984年1月
ドルフィン桟橋
(現B桟橋)完成 2000DWT
1985年9月
LPG基地完成
(タンク容量1800KLx3基、ローリー出荷設備×7スパン)、LPGの委託保管業務開始
1990
2000
2002年7月
第7期工事完了
※LPG跡地に建設 2000KL×2基
2003年3月
立体自動倉庫、全自動ドラム
充填設備完成
(MWS併設)
2006年12月
第8期工事完了
1000KL×4基(液体化成品貯蔵能力合計55400KL)
(TK-1901~1904が1000KLの場合=55600KL)
2010
2018年4月
新管理棟完成
(分析室拡充、屋内貯蔵所併設)
2021
MOVIE高浜油槽所50周年記念動画